「田舎に移住して、地域に関わりながら暮らしたい!」
20代の方の移住相談でよく聞く言葉です。
実は、20代は地方移住や田舎暮らしへの興味・関心が最も高い年代です。
求人サービス「doda」が都市部で働く15,000人を対象に行ったインターネット調査によると、20代の37%が「地方移住に興味がある」と答えています。
【出展】コロナで高まる地方への移住転職ニーズ!Uターン・Iターン転職を望む理由とは?<15,000人に調査>
実際、移住コンシェルジュである僕のところにも、20代の移住相談は増えています。
そして、20代の移住相談者の多くが「地域に関わりながら暮らしたい」と言われます。
地域に関わるために僕がおすすめするのは「副業」です。
今回は、田舎暮らしに副業がおすすめな理由について解説します。

このブログを書いている人
- 岡山県真庭市の移住コンシェルジュ
- 25歳で田舎暮らし開始
- 移住業務と並行して、Webライター・米農家・環境学習講師を務めている
スポンサーリンク
目次
地域に関わりたければ副業をすべき理由

結論から申し上げると、20代の田舎暮らしに副業をおすすめする理由は
「副業をきっかけに地域コミュニティに入りやすいから」です。
田舎は”ちょっとした仕事”が多い
よく「田舎は仕事がない」と言われます。
確かに都会のような仕事はありません。
でも、”ちょっとした仕事”は山ほどあります。
例を挙げると
- 草刈り
- 野菜の収穫
- イベントチラシの作成
- ホームページ作成
- ゲストハウスの手伝い
などです。
普通このような仕事の情報は地域コミュニティの中で行き交うだけで、インターネット上には掲載されません。
そのため、ちょっとした仕事の情報をゲットして、自分にできそうと感じたら「手伝います!」と、仕事を受けるのがおすすめ。
季節的・単発的な仕事が多いですが、依頼主に満足してもらえると、毎年継続的に頼まれることもあります。
評判が広がると、依頼が増えることも。
仕事は単発かもしれませんが、コツコツ積み重ねることで、仕事を通じた人のつながりが増えていきます。
その積み重ねが、地域貢献につながります。

スキルを持っていると重宝される
スキルを持っている方は、そのスキルを活かして地域に関わることができます。
田舎は人口が少ないので、何かしらのスキルを持っていると「◯○さんに頼もう」と重宝されます。
例えば、僕は副業でWebライターをしているので、ライティングというスキルで地域からお仕事をいただいています。
仕事の内容は企業紹介の文章、チラシの文章、ブログの記事作成などです。
仕事をいただくときは全て人伝て。
そのため、「地域に必要とされている」「地域に関わっている」と、身をもって実感できます。
スキルを持って田舎に移住する方は、そのスキルを地域で活かしてみましょう。

1つ1つの仕事の規模が小さい
田舎暮らしで副業をおすすめする3つ目の理由は、仕事1つ1つの規模が小さいことです。
都会の仕事と比べて、田舎の仕事は事業規模が小さいです。
いくらスキルを持っていても、それ1本で生計を立てるのは都会以上に大変です。
そのため、本業+副業の働き方がおすすめ。
本業で安定した収入を得つつ、副業で好きなことをして地域に関わる。
すると会社以外のつながりも増えて、充実した田舎暮らしにつながります。

20代の田舎暮らしにおすすめの副業

①農業アルバイト
▲ブドウ農家でのアルバイトの様子▲
農繁期になると、野菜や果物の収穫・選果のアルバイトを募集しています。
「雇われ型の副業はおすすめしない」とよく言われますが、農業は別だと思います。
理由は、リフレッシュ効果がハンパないから。
農作業で身体を動かすことで、心身の疲れも吹き飛びます。
僕も普段はPCに向かって仕事をしているためか、桃やブドウの収穫バイトの後はとてもスッキリした気分になります。
農家さんからも感謝されるので、やりがいも大きいです。
田舎に暮らすなら、ぜひチャレンジしてもらいたい副業の1つです。
②場所を選ばない仕事
今やPC1つで仕事ができる時代。
ライターやデザイナーなどの場所を選ばない仕事も、田舎でおすすめの副業です。
理由は、自然の中で仕事ができるからです。
清々しい空気の中や雄大な景色の前で仕事をすると、集中力や創造力がかき立てられます。
田舎に移住したら、ぜひお気に入りの仕事場を見つけてみてください。

③店舗を持たない飲食店
「ゆくゆくは田舎でカフェをやりたい」と思っている方におすすめなのが、店舗を持たない飲食店です。
いきなり店舗を持つのはハードルが高いので、まずは地域のイベントなど、小さい規模でやってみるといいでしょう。
SNSと組み合わせるとより強力です。

副業が1つ確立したら”複業”を目指そう
田舎で個人事業主として独立を目指している方は、「複業」を目指しましょう。
理由は、田舎は事業規模が小さく、副業の収入を大きくするには限界があるからです。
そのため、1つの副業が確立したら次の副業にチャレンジして、できることを増やしていきましょう。
例えば、Webライター → ブロガー → 動画編集 みたいな感じです。
ポイントは、関連のある分野に手を出してみることです。
Webライターで文章を書けるから、ブログにチャレンジしてみよう。
ブログに動画を載せたいから、動画編集のスキルを身に付けよう。
こんな感じで、できることを1つずつ増やしていきましょう。


20代で田舎暮らしするなら副業しよう
20代で地域に関わりながら田舎暮らしをしたい方向けに、田舎で副業をすることのメリットを紹介しました。
まとめ
田舎での副業は、地域コミュニティに入るきっかけになる
”ちょっとした仕事”にチャレンジする意欲、今まで培った知識やスキルを活かして、副業にチャレンジしてみましょう。
副業を通して人のつながりが増え、充実の田舎暮らしにつながりますよ。
スポンサーリンク