せっかく地方に移住するなら、
普通の企業で働くより地域に関わる仕事がしたい。
移住相談のときによく聞く言葉ですし、僕も同感です。
とはいえ、
- 地域密着の仕事の情報の探し方がわからない
- 仕事を探すうえでのポイントが知りたい
という方も多いと思います。
そこで今回は、地域密着の求人情報を扱っているサイトを5つ紹介します。
また、移住での仕事探しの手順や注意点も解説。
仕事を通して地域に貢献したい方、移住後の暮らしを充実させたい方はぜひご一読を!
このブログを書いている人
- 20代で岡山県真庭市に移住
- 今回紹介する求人サイトで仕事をGET
- 移住コンシェルジュとして、移住サポートや情報発信、人つなぎに取り組む

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目次
地域に関わる仕事がしたい人におすすめの求人サイト
地域に関わる仕事がしたい人におすすめの求人サイトを5つ紹介します。
僕が実際に活用したサイトもあるので、ぜひ参考にしてください!
①日本仕事百貨
出典:日本仕事百貨
- 働き方と生き方に焦点を当てている
- 求人の紹介だけでなく、実際に職場を訪ねて働く人の想いを丁寧取材している
- 副業や継業に関する情報もある
日本仕事百貨は、株式会社シゴトヒトが運営するサイトです。
このサイト最大の特徴は、ただ単に求人を紹介するだけでなく、働く人の想いを丁寧に取材して記事にまとめていること。
ミスマッチを防ぐことが目的のようです。
また、副業や継業といった「働き方」で仕事を探せることもポイント。
仕事を通して、さまざまな生き方・働き方に出会えるサイトです。
リンク:日本仕事百貨
②triven
出典:triven
- 起業したい人とスキルを活かしたい人のマッチングサイト
- チームを作って1つのプロジェクトを動かす
- チャレンジ精神のある人やスキルを持った人向け
triven(トリブン)は、アイデアを実現したい人とスキルを活かしたい人をマッチングするサービスです。
起業したい人やフリーランスの人、副業したい人におすすめ。
月額3,300円で全国のコワーキングスペースが使えるサービスもあるので、ワーケーションなどに興味がある人にも刺さるサービスでしょう。
※金額は2022年3月現在
リンク:triven
③DR!VE キャリア
出典:DR!VEキャリア
- スタートアップやベンチャー、NPOなど、「未来を創る」仕事に特化
- 詳しすぎる募集要項に加えビジョンやミッション、代表者のメッセージも掲載
- 個別のキャリア相談もできる
「未来を創る」仕事に特化した求人サイト、DR!VEキャリア。
新たなイノベーションに挑むスタートアップ、地域の資源を生かしたローカルベンチャー、社会課題の解決を目指すNPOなどの求人が多く掲載されています。
また、日本仕事百貨のように、働く人の想いや仕事のやりがいについて詳しく書かれていることもポイント。
個人的には、他のどのサイトよりも募集要項が詳しいと感じました。
また、農業や漁業などの1次産業の情報が多いのも特徴でしょう。
移住してもバリバリ働きたい方は利用するといいと思います。
リンク:DR!VEキャリア
④イタ – まちづくりとまちしごとの求人サイト
出典:イタ
- 掲示板のようなサイトデザイン
- 各求人のアイキャッチが個性豊か
- 情報は少なめだがユニークなものが目立つ
掲示板をそのままネット上に作ったような求人サイト「イタ」。
シンプルな作りが特徴で、直感的に使えます。
情報が少なめなのが気になりますが、ユニークなものが多い印象です。
⑤SMOUT
出典:SMOUT
- 仕事以外に住まいやセミナーなど、移住情報全般を集められる
- 自治体から「うちに来てみませんか?」とスカウトが届くことがある
- 地域おこし協力隊の募集もよく見かける
SMOUT(スマウト)は、(株)カヤックが運営する移住スカウトサービスです。
SMOUTの特徴は、自治体から移住希望者に”スカウト”が届くこと。
SMOUTに登録している自治体は、求人募集や移住セミナーに関する記事を掲載します。
移住希望者は、その記事に対して「興味ある」「応募したい」の2つのリアクションができます。
FacebookやTwitterの「いいね」と同じ感じです。
リアクションをすると、その自治体から「うちに来てみませんか?」とスカウトが届きます。
このようにして、地域と人を”コト”でマッチングしていくのです。
また、仕事以外にも暮らしや地域の人との交流イベントなど移住に関する情報も掲載されています。
興味があれば登録をおすすめします。
ちなみに僕は、SMOUTで真庭市交流定住センターの求人を見つけました。
リンク:SMOUT
移住の際の仕事探しの手順

移住の仕事探しは、普通の就職や転職とは異なります。
仕事と一緒に住む場所や暮らしぶりも変わるので、慎重に進めないと「こんなはずじゃなかった」と後悔します。
ここからは、移住における仕事探しの手順を解説します。
あくまでオーソドックスな方法なので、参考になれば幸いです。

①最優先事項を決める
まずは移住において、仕事と移住先のどちらを優先するか決めましょう。
以下のようにして決めてください。
- どうしても住みたい地域があるなら移住先を先に決める
- 住む場所にこだわりがなければ仕事を先に決める
あなたはどちらに当てはまりますか?
ちなみに僕は真庭市に住みたかったので、先に移住先を決めてから仕事を探しました。
②情報収集
次に情報を集めます。
ここでの情報とは、仕事の情報だけでなく、暮らしに関する情報です。
- 住みたい地域優先の方:その地域の情報のみ集める
- 仕事優先の方:移住候補地すべての情報を集める
ここで重要なのが、暮らしの情報もしっかり集めることです。
お子さんがいる家庭の方は、子育て環境も要チェックです。
いくら地域や仕事に憧れがあっても、暮らし始めるとイメージとは違うことがあります。
情報収集はギャップを埋める作業だと思って、丁寧に進めましょう。
情報収集の方法は、インターネットや雑誌で調べた後に、分からないことを自治体の移住相談窓口に相談するのがおすすめです。
最近ではオンラインによる移住相談が普及しているので、自宅から簡単に相談できます。
インターネットでは得られない、現地の人だからこその情報が手に入ります。
また、以下のような東京・大阪にある移住相談窓口に行くのもおすすめです。
③現地に行く
ある程度情報が集まったら、実際に現地に行きましょう。
町の雰囲気や人々の様子、気候など、行ってみないとわからないことがたくさんあります。
仕事優先の方は、面倒かもしれませんが移住の候補となる地域すべてに行くことをおすすめします。
いくら希望する仕事があるとはいえ、移住後の暮らしにギャップを感じてしまうと、大きなストレスとなります。
最悪、再び移住することになるかもしれません。。。
ちなみに現地に行く際は、その地域の人に話を聞くのがおすすめ。
特に先輩移住者に話を聞くと、移住のリアルな体験を聞けて勉強になります。
「知らない人とどうやって出会えばいいの?」という方は、自治体の移住相談窓口や移住体験ツアーを活用しましょう。
自治体によってはオーダーメイドで、柔軟に対応してくれるところもありますよ。

④就職(転職)活動
ここまで来たら、いよいよ本格的な就職(転職)活動に移ります。
今までの作業は、基礎をしっかりと築く作業。
ここからはその土台を武器に、仕事を決めます。
長距離移動が伴うので、時間とお金に余裕を持ったスケジュールを立てましょう。
⑤家を探して移住する
仕事が決まったら、最後に家を探して引っ越しましょう。
たまに移住してから仕事を探す方がいますが、それは絶対におすすめしません。
なぜなら、仕事が決まるまでの生活費に苦労するからです。
また、仕事がなかなか決まらないと焦ってしまい、「これでいいか」と妥協しやすくなります。
移住後の暮らしを気持ちよくスタートさせるためにも、引越しは最後です。
移住における仕事探しの注意点

最後に、移住における仕事探しの注意点を解説します。
必ず現地に行く
最も重要なことは、必ず現地に行くことです。
町の規模や人々の雰囲気、周囲の環境など、現地に行って初めて分かることはたくさんあります。
いくらその地域に住みたくても、いくらその仕事に就きたくても、生活を始めると思った以上に不便かもしれません。
移住後のストレスを軽減するためにも、現地に行って移住後の暮らしを具体的にイメージできるようになっておきましょう。
複数の仕事の候補を挙げておく
通常の就職(転職)活動と同じように、複数の仕事の候補を挙げておきましょう。
1つだけだと、もしダメだった場合が大変ですからね。
また、移住先を先に決めてから仕事を探す方は、移住先の近隣の市町村の求人情報もチェックすることをおすすめします。
これは僕が直面した悩みですが、真庭市だけで仕事を探そうすると、自分に合いそうな求人の少なさにびっくりしました。
そのため、津山市などの近隣市町村の求人情報もチェックしていました。
その結果、真庭市内外に3つの候補を見つけて、余裕を持って転職活動を進められました。
実際にそのうち2つは不採用だったので、複数候補あって良かったです。
先輩移住者の話を聞いておく
先輩移住者の話を聞くことも重要です。
移住で苦労したことや移住前後の暮らしの変化などを聞くことで、移住や移住後の暮らしに対するイメージが膨らみます。
先輩移住者の話は、以下のような方法で聞くことができます。
- 移住セミナー
- 移住相談窓口(自治体による)
- YouTubeやブログ
移住相談窓口の中には、僕が所属する真庭市交流定住センターのように、移住者スタッフが対応してくれるところもあります。
また、最近ではYouTubeやブログで移住後の暮らしを発信されている方もいます。
特にYouTubeはリアリティが伝わってくるのでおすすめです。
まとめ
地域に密に関われる仕事って、本当に情報が少ないんです。
僕はたまたまSMOUTを知ることができて地域に関わる仕事に就けていますが、もし知らなかったら今ごろ何をしていたやら。。。
みなさんの中にも、移住して地域に関わる仕事がしたいと考えている方は多いと思います。
ぜひ今回紹介した求人サイトを活用して、希望の仕事を見つけて、良き移住ライフをスタートさせてくださいね!
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