真庭市・新庄村で気軽に汲みに行ける湧き水スポットを5ヶ所紹介します。
自然豊かな真庭市・新庄村では、中国山地一帯を中心に、湧き水を汲める場所があります。
今回紹介するのは、車で直接アクセスできる、誰でも気軽に汲みに行ける場所です。
湧き水を安全に飲むための注意点も紹介しているので、ぜひご覧ください。
目次
真庭の湧き水スポット
真庭の湧き水スポットは、地元民や観光客だけでなく、地元で飲食店を営む方々も利用しています。
また、「きれいな水が身近にある」という理由で、真庭市に移住して来られる方もいます。
真庭の湧き水①塩釜の冷泉
「塩釜の冷泉」は、蒜山高原の塩釜キャンピングヴィレッジにある湧き水です。
中蒜山の裾の谷間から湧き出る天然水で、水温は年間を通して11℃前後。
キャンプ場奥の泉ではなく、ロッジ横に整備された水汲み場から採水できます。
塩釜の冷泉の主な特徴は以下のとおりです。
- 年間を通して水温が11℃と冷たい
- キャンプ場奥の泉は採水禁止。ロッジ横の水汲み場から採水できる
- 観光客が多く、人気の湧き水スポット
- 地元の生活用水としても利用されている
- 日本名水百選に選ばれている
塩釜の冷泉は観光スポットに位置するため、今回紹介する湧き水スポットの中では最もアクセスしやすい湧き水スポットです。
私も何度も訪れたことがありますし、その都度水を汲んでいる方を見かけます。
蒜山高原に観光に訪れる際は、ぜひお立ち寄りください。
湧き水の名前 | 塩釜の冷泉(しおがまのれいせん) |
所在地 | 岡山県真庭市蒜山下福田 |
交通アクセス | 米子自動車道「蒜山IC」から車で15分 |
駐車場 | あり |
リンク | 真庭観光WEB |
真庭の湧き水②津黒泉水
「津黒泉水」は、真庭市北部の旧中和村にある湧き水です。
津黒高原スキー場を横切って、山道を進んだ先にあります。
山道といっても道幅は広く、車の行き違いは可能。
晴れた日には森林浴ドライブが気持ちよさそうな道です。
津黒泉水の主な特徴は以下のとおりです。
- とにかく水量が多い
- 柔らかい口当たり
- 冬は雪で閉ざされて汲みに行けない
- 近くに津黒山の登山口がある
水汲み場は平成28年に、地元有志によって整備されたようです。
看板には「複数回水質検査を実施し、いずれも飲料水として適合しています」と書かれてありましたが、そのまま飲む場合はあくまでも自己責任でお願いします。
今回紹介する場所の中では最も水量が多いので、たくさん汲みたい方におすすめです。
湧き水の名前 | 津黒泉水(つぐろせんすい) |
所在地 | 岡山県真庭市蒜山下和 |
交通アクセス | 米子自動車道「湯原IC」から車で20分 |
駐車場 | なし(道路の端に車を寄せて採水しました) |
リンク | 環境省 |
真庭の湧き水③唐戸の名水
「唐戸の名水」は、旧湯原町の社地区にある湧き水です。
湯原温泉街から車で10分ほどの県道56号線沿いにあります。
主な特徴は以下のとおりです。
- 水量は少なめ
- さっぱりとした透明感のある味わい
- 近くに路側帯が広くなっている場所があるので、車を停めやすい
- 湯原温泉をはじめとする温泉から近い
山肌から湧き出る水をパイプで引き、石の受け皿に流しています。
水量が少ないので、たくさん汲むには時間がかかりそうです。
湧き水の名前 | 唐戸の名水(からとのめいすい) |
所在地 | 岡山県真庭市社 |
交通アクセス | 米子自動車道「湯原IC」から車で5分 |
駐車場 | なし(近くに路側帯が広くなっている場所があります) |
リンク | – |
真庭の湧き水④塩川の泉
「塩川の泉」は、真庭市の最も南、旧北房町の中津井地区にある湧き水です。
国道313号線から少し旧道に入った場所にあります。
主な特徴は以下のとおりです。
- 手押しポンプで採水できる
- 水量が豊富
- まろやかですっきりとした味わい
- 魚が泳いでいるのが分かるほど透き通っている
- 国道から数十秒の場所にあるため、迷う心配がない
水は岩の下辺りから湧き出しているようです。
非常に水量が豊富で、古くから灌漑用水として利用されていた模様。
中津井小学校(現在は廃校)の校歌にも登場するなど、地元の人々に親しまれている様子でした。
湧き水の名前 | 塩川の泉(しおかわのいずみ) |
所在地 | 岡山県真庭市上中津井1108 |
交通アクセス | 中国自動車道「北房IC」から車で10分 |
駐車場 | なし(道路の端に車を寄せて採水しました) |
リンク | 環境省 |
真庭の湧き水⑤野土路の水
「野土路の水」は、新庄村の野土路峠にある湧き水です。
この辺りは積雪が多いエリアで、雪解け水が地中を通って湧き出しているため、ミネラルが豊富に含まれているとか。
野土路の水の主な特徴は以下のとおりです。
- 真夏でも冷たい水が味わえる(年間を通して16℃前後)
- 水が汲みやすいように鍋などの道具が置かれている
- 標高が高く、森の中なので涼しい
野土路の水は比較的知名度の高い湧き水で、多くの人が水汲みに訪れるスポットです。
私が訪れたときも、タンクで汲みに来られている方がおられました。
また、県道から少しだけ森の中に入りますが、湧き水の目の前まで車で行けるため、アクセスに困ることはないでしょう。
湧き水の名前 | 野土路の水(のどろのみず) |
所在地 | 岡山県真庭郡新庄村 |
交通アクセス | 米子自動車道「蒜山IC」から車で10分 |
駐車場 | なし(道路の端に車を寄せて採水しました) |
リンク | 真庭観光WEB |
湧き水を安全に飲むための注意点
湧き水は「きれいな水」という印象を受けますが、そのまま飲んで大丈夫なのでしょうか?
大腸菌などの最近のリスクも怖いですよね。
最後に、湧き水を安全に飲むための注意点を紹介します。
水質検査をチェックする
地方自治体によっては、湧き水が安全に飲めるか、水質検査を行っている場合があります。
そのため、環境省のホームページを見たり、湧き水のある自治体(今回の場合は真庭市・新庄村)に問い合わせたりして、確認しておくと安心です。
今回紹介した湧き水スポットの中にも「水質検査を行っています」と、看板に記載されている場所がありました。
私が確認したのは「塩釜の冷泉」と「津黒泉水」です。
ただし、直接飲む場合は、あくまで”自己責任”でお願いします。
採水後に煮沸する
不安であれば、採水後に煮沸消毒しましょう。
地元民や観光客が日常的に飲み水として利用している場合は普通に飲めるケースがありますが、万が一の可能性もあります。
過去には”名水”と呼ばれる湧き水から大腸菌が検出された事例もあります。
そのため、安全に飲みたい場合は、持ち帰って煮沸消毒しましょう。
参考:「名水百選」から大腸菌。そもそも「名水百選」の基準ってなに?
まとめ
真庭市・新庄村で気軽に汲みに行ける湧き水スポットとして、以下の5ヶ所を紹介しました。
- 塩釜の冷泉
- 津黒泉水
- 唐戸の名水
- 塩川の泉
- 野土路の水
自然豊かな真庭市・新庄村では、清らかな水が身近にあります。
観光などで真庭市・新庄村を訪れた際は、湧き水をお土産に持ち帰ってみてはいかがでしょうか。
なお、持ち帰った湧き水を飲用水として利用する場合は、安全のために煮沸消毒を忘れないでくださいね。
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